あらすじ |
『アタックNo1』 主人公の鮎原こずえは中学2年生の時、病気の転地療養のため、東京のバレーボールの名門、名法学園から富士見学園に転校してきた。本来はスポーツが禁じられていた憂さ晴らしで学園の不良グループと仲良くなり、ひょんな事からバレーボール部と対決することになる。不良グループををバレーボールによって更生させ、その統率力をかわれてキャプテンになる。のちに親友となる早川みどりと共に、世界ジュニア選手権にも出場し、高校生になってはインターハイに出場するほど力を発揮していく。当時、バレーボール作品としては、他校の三人姉妹による錯覚を利用した「三位一体攻撃」や「稲妻攻撃」といった少年スポ根作品のような攻撃技が披露され、こずえも対抗して「消えるアタック」や「竜巻おとし」等、奇抜な技があみだされる。アニメーションとしては、こずえが世界選手権に高校生初で出場し、MVPに選ばれるところで終わっている。この作品は当時のバレーボール人気に火をつけた作品でもあるが、主題歌の中に「だって、涙が出ちゃう。女の子だもん」という台詞が入ったことでも有名である。原作漫画は、浦賀千賀子によって週刊マーガレットに連載された。アニメーションは1969年から2年間にわたって104話継続した。後に実写化、舞台化もされ、バレーボール漫画、アニメの金字塔として今なお多くのファンに支持される。
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