| あらすじ |
【新・風のロンド】野代建設を興した野代辰吉は莫大な資産を築き上げ、やがて三人の息子をもうけた。太平洋戦争の最中、辰吉の次男・野代浩二は恋人の有沢槙と結婚の約束をしていたが、浩二に召集令状が届いたことによって二人は離れ離れになってしまった。終戦後、浩二の帰りを待つ槙の元に、達吉の三男・大介が近づき何かと槙に世話を焼く。大介は昔から槙に横恋慕しており、長男の妻であり未亡人となった麻美と共謀して槙と浩二の仲を引き裂いたのだった。画策に嵌った槙は大介と、浩二は辰吉の命令により麻美と結婚し、それぞれ子供を授かった。悲恋となった槙と浩二だったが、時を経て不倫関係に陥ってしまい、共に火災に巻き込まれて死亡する。時は流れ、槙の長女である野代夏生は麻美と浩二の息子である英明と心を通わせ、やがて母親と同じ不倫関係に堕ちていくのだった。本作は1995年に放送された「風のロンド」のリメイク版となるテレビドラマであり、フジテレビ系列で2006年1月5日から3月31日まで放送された。全62話。リメイクのため、スタッフ、役者は総入れ替えされている。野代槙と野代夏生の両役を務めた小沢真珠は、昼ドラとして2004年に放送された『牡丹と薔薇』で演じたイジメ役から一転、健気なヒロインを演じたことにより話題を呼んだ。原作は「津雲むつみ」による少女漫画「風の輪舞(ロンド)」であり、集英社刊行「YOU」にて連載されており、母子の2代に渡る悲恋を描いている。
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