| あらすじ |
【ロッカーのハナコさん】ハナコさんこと北浦華子は非常に優秀なOLとして社内で有名だったが、十年前に不慮の事故に巻き込まれてしまい帰らぬ人となる。しかし彼女は地縛霊となり、社内にあるロッカーの中に華やかな一室を築いて住み着くこととなった。のちに彼女が住むロッカーは開かずのロッカーとして有名になってしまう。ある日、入社したばかりの小嶺瑠布子が、ひょんなことから開かずのロッカーを開けた。するとそこには、華やかな空間の中に、おしゃれな衣服を身に纏った「ハナコさん」がいた。ハナコさんは瑠布子を含む一部の社員にしか見えず、最初こそ驚いていた瑠布子だったが、やがて仕事の失敗や自身の未熟さをハナコさんに相談するようになる。後輩から相談を受けたハナコさんは、自身の経験を活かして瑠布子や他のOLを助け、叱咤激励するようになる。本作は2002年8月26日から10月3日まで連続テレビシリーズ第一弾として、NHK総合テレビジョンで放送された。第二弾は2003年10月6日から11月6日に放送されており、双方の主演は「ともさかりえ」が務めた。ハナコさんとして洒落た衣装を見事に着こなし登場する姿は、ドラマの見どころの一つとなっている。原作は石井まゆみによる漫画「ロッカーのハナコさん」で、1996年から1999年に集英社刊行「コーラス」で連載された。さらに2002年から2003年には同社刊行「ヤングユー」で続編となる「新ロッカーのハナコさん」が連載されている。
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