アニメ脚本と脚本家のデータベース

令和5年度
メディア芸術アーカイブ推進支援事業


決断

加藤隼戦斗隊
戦争
作家 松沢申鳥海尽三
原作者 児島襄
放送局 日本テレビ
放送日1971/7/3
放送回 14
演出/監督 西牧秀雄、(総監督)九里一平
かな ケツダン
ローマ字 KETSUDAN
分類 台本
メディア テレビ
ジャンル アニメ
サブジャンル 戦争
収蔵先 倉庫保管中
あらすじ 『決断』 1941年12月8日(日本時間)に真珠湾攻撃を切っ掛けに、アメリカを主とした連合軍と開戦した日本軍の将校達がそれぞれの場においての作戦や命令に対する決断の記録をノンフィクションでアニメ化した作品。第一話の真珠湾奇襲から、ミッドウェイ海戦、シンガポール攻略、マレー沖海戦など、開戦から歴史にのっとって、第二次世界大戦の流れを忠実に描きつつ、戦時下において将校や兵士達の苦悩や想いを描いている。当時使用されていた武器や兵器類が考証が残っている限り、忠実に再現されている。視聴者を子供から大人に向けて切り替えたタツノコプロの意欲作であった。史実に忠実であることからドキュメンタリーとアニメーションを合体させたアニメンタリーという造語を作り上げ、終戦までを描ききった戦記ものジャンルにはいってもいいかもしれない。こういった作品がテレビでオンエアされたのも珍しく、同然、反戦の境地からON AIRした日本テレビには多くの抗議も寄せられたという。確かにオープニングもエンディングも軍歌風になっており、戦争賛美と受け取る風潮もあったが、あくまで戦争という史実の中で軍人達の苦悩も描かれており、現在はブルーレイで復刻されている。
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決断