あらすじ |
両親を亡くし、物心つくまで母側の叔母のデーテに育てられた少女、ハイジは父方の祖父アルムおんじの家へと預けられ、新たな生活をはじめる。アルムを通じ、アルプスに生きる人々と動物達とふれあいハイジは健やかに育っていく。だが、ある日、デーテが彼女をフランクフルトの貿易商、ゼーゼマン家へと連れて行ってしまう。そこでハイジを待っていたのは山小屋の生活とは違う堅苦しい日々だっが、ゼーゼマン家の一人娘で体の弱いクララとは打ち解けることができる。それでも都会の生活に慣れないハイジはアルムと故郷を思うあまりに強いホームシックに陥ってしまう。そのハイジの異変に気が付いたゼーゼマンの家の医師の進言で彼女はアルムおんじのいる山に帰れることになる。元の生活に戻り、元気を取り戻していくハイジにある日、一通の手紙が届く、それはクララからの手紙であった。しばらくして、クララは静養ということでアルプスでの生活が許され、彼女はハイジを通してアルプスの人々や自然と触れあっていく。するとクララの体調はいい変化が起こり、ハイジとその友人たちの支えにより、彼女はおぼつかない足取りではあるが、自らの脚で立ち上がるまでに回復する。そして最後、迎えに来た家族にクララは自らの脚で立ち上がり歩み寄って見せる。それを目にしたゼーゼマンはアルプスの人々とハイジに感謝した。その後リハビリを重ねてクララはハイジ達と再会し、アルプスの山にはハイジやクララの笑い声が響くようになる。
|