あらすじ |
『アニマル1』身体は小さいが、力自慢で負けず嫌いな『東 一郎』は、母と死別してから男手ひとつで7人の子供を育てる父親の『小助』と体格のいい次男『二郎』、温和な性格の三男『三郎』、家族で一番の秀才で兄弟の宿題の面倒を見る四男『四郎』、食いしん坊の五男『五郎』、腕白な六男『六郎』母親代わりの末っ子『ナナ子』と共に暮らしていた。ある日、『河岸中学校』に転校した一郎は、学校に迷い込んだ暴れ牛を撃退する。その力に魅了され、様々な部活から勧誘を受けた一郎だったが、レスリング部の顧問『山彦 正』と勝負することになる。自信をもって挑んだ一郎は、華奢な体型の正に手も足も出ず、小さな身体でも活躍できるレスリングの魅力を知り入部を決意する。レスリング部に入部した一郎は、家族に支えられつつレスリングの練習に励み、部活の仲間であると同時にライバルでもある転校生『黒部』とは対立と経て唯一無二の親友となり、レスリング部の仲間と切磋琢磨してレスリングの大会へと出場するが、大将の代わりに出場した試合で『倉骨』に敗北してしまう。その後、一郎の挑戦の場は学校の部活に留まらず、様々な道場での修行を経て、アメリカ人のレスラー『ヘンリー』との試合で必殺技となる『アニマル・ドロップ』を編み出した後、中学生にもかかわらずアメリカ遠征の日本代表メンバーに選ばれ、メキシコオリンピック出場を目指して様々なライバル達との試合を制していく。なお、本作品は昭和43年のメキシコオリンピック開催時期に合わせて制作されており、作品の舞台もメキシコ五輪に沸く日本の情勢が背景となっている。
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