| あらすじ |
ワイルドヒック主人公のヒックは、こん棒を持ったおおらかでひょうきんな男で、シヤックという少年の家に暮らしている。シヤック家は父、母、シヤック、ヒックの4人で暮らしており、昭和40年代ごろに流行した様々な問題がシュールギャグとして、この家庭に降りかかる。ヒックにはネズミを恐れるという弱点があり、時折ネズミが原因で窮地に陥るが、柔軟な発想とギャグ的な行動で逆転劇を演出し、トレードマークのこん棒を用いて、面白おかしく解決していく一話完結型のギャグアニメとして描かれている。ギャグの内容は『欠伸をしたヒックの顎が外れるも、ハンマーで顎を叩いて直す』、『テレビを横に傾けたら、中に映っていた人物が転がって怪我を負う』など、昭和40年代に流行したシュールギャグ、ナンセンスギャグが多く含まれ、作品のジャンルとしては『子供向けのギャグアニメ』となっている。残念ながらこの企画は東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)に提出されるもボツとなってしまった経緯がある。この作品は2017年8月11日に発行されたとあるサークルの同人誌に『辻真先』のインタビューが掲載された際、保存されていた本作品の脚本が一部掲載されている。※掲載誌名『僕らを育てたシナリオとミステリーのすごい人4』※同人誌発行サークル『アンド・ナウの会』
|