あらすじ |
【四月は君の嘘】数々のピアノコンクールで優勝してきた神童「有馬公生(ありま こうせい)」は、母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまう。中学三年になった春、ヴァイオリニストの「宮園かをり」と出会った公生は、傍若無人で強引な性格、けれど心を奪うような音を奏でる、かをりに振り回されるうちに、次第に彼女に惹かれていく。しかし、かをりの好きな相手が友人の「渡亮太(わたり りょうた)」であると知った公生は、彼女に対して少し距離を保ち続ける。公生の気持ちを知ってか、知らずか、かをりはコンクールの伴奏者に公生を指名する。それをきっかけにトラウマとなっている母の存在を乗り越え、音楽の道へと戻る公生だった。ところが、ある日かをりが病気で倒れてしまう。容体が悪化するかをりを母に重ね精神的に追い詰められながらも、公生はコンサートでピアノの演奏をすることになる。コンサートの舞台で、公生は母やかをりをはじめ、自分に音楽をくれた人たちのためにピアノを弾き、喝采を浴びる。そのコンサートの最中、かをりは亡くなる。公生は死後にかをりの両親から、彼女の手紙を渡される。そこには、渡が好きと言っていたのは、自分の死期を察していた彼女の嘘であり、本当に好きだったのは公生であったという想いが綴られていた。原作は月間少年マガジンにて2011年から2015年まで連載された新川直司により漫画であり、2016年には実写映画化もされた。
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