あらすじ |
『一発貫太くん』下町に暮らす大家族の三男『戸馳 貫太』は、やんちゃで少しドジだが正義感が強い男の子で、死別した元プロ野球選手の父『球太郎』への憧れから野球選手を目指していた。しかし、貫太の母『久美子』は試合中の事故で夫を亡くしたことから野球を憎み、子供達が野球をプレイすることを禁止していた。貫太は野球への情熱を久美子に見せることで説得し、草野球チーム『戸馳ホーマーズ』を結成する。その後、久美子は移動式ラーメン屋のトラックを野球の練習用の施設『ホームランカー』に改造して、自分が監督になり、子供達と共にトレーニングに励む。背が高く臆病だが冷静な長男『一郎』をピッチャーとして鍛え、体が大きく大らかな性格の次男『二郎』をキャッチャーに任命すると、真面目な勉強家の四男『四郎』、お転婆な長女『五子』、家庭的な次女『六子』、格好つけたがりの五男『七郎』、泣き虫で甘えん坊な六男『幼吉』、飼い犬の『野球十兵衛』の8人と一匹の9人チームとして、町内の様々な野球チームに試合を挑み、遂にジュニアリーグに所属しないチームが参加できる草野球大会『ジュニアグラスリーグ』への出場を果たす。ホーマーズは貫太を4番バッターに据えると、優勝を目指してライバルチームとの試合を重ね、時に家族愛溢れる日常を楽しみ、時に家族とチームメイトのぶつかり合いを乗り越えて成長し、最後はリーグの決勝戦へ挑み、優勝する。野球アニメでありながら、選手はきょうだい、監督は母という家族で結成されたチームであり、スランプに陥った貫太と家族たちの助け合いなど、大家族のホームドラマの要素が強い作品となっている。
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