あらすじ |
【まんがはじめて物語】子供達の身の回りに当たり前の様にある「乗り物」「ライフライン」「遊興施設」や「電化製品」等々、普段は気にもとめないモノの始まりが、どんな歴史を経て、当たり前になったかを実写とパペット、アニメ-ションを組み合わせて、分かりやすく解説する番組だった作品。進行役に若い女性タレントを起用し、肩に乗るほどの大きさの赤いバク人形のパペット『モグタン』との話から疑問が始まり、2人で呪文を唱えると、アニメ-パートに飛んでアニメで様々な物事の、始まりや出来上がったプロセスを伝える。初代お姉さんは「うつみ宮土理」で、二代目は「岡まゆみ」が担当した。子供向け教育番組としてダックスインターナショナルとTBSが共同製作し、1978年5月から1984年3月まで305回放送された長寿番組となった。実写パペット特撮でありながら、アニメーションが導入されたのは初めてのことで、アニメに場面転換するときは『クルクルバビンチョ パペッピポ ヒヤヒヤドッキンンチョのモーグタン』という長い呪文を唱えてからタイムスリップするのが定石になっており、当時の子供達の間では有名になった。2001年には単発スペシャル番組『21世紀まんがはじめて物語』も制作・放送された。TBSとしてはアニメーション番組として、最も長く放送された作品である。さらに子供の知的好奇心を呼び起こしたとして、放送中に厚生省中央児童審議会から推薦を受け、文化庁子供向けテレビ用優秀映画賞も受賞した。
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