あらすじ |
アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜プロボクサーの神田エイジは天才的な実力を持ち周囲から将来を期待されていたが、網膜剥離を発症しかけていたことによりボクサーを引退、失意のあまり失踪した。ある夜、深夜2時まで営業しているという洋菓子店「アンティーク」を見つけて立ち寄る。店中おしゃれな骨董品で統一されたレトロチックな店内でエイジはケーキを食し、あまりのおいしさに感動すると、その場で強引に見習パティシエとして採用してもらうこととなった。アンティークでは財閥の御曹司であり元大企業のエリート社員だったオーナー・橘圭一郎や、端正な容姿のため男女問わず惚れさせてしまい幾つもの店を解雇されてきた天才パティシエ・小野裕介という謎めいた過去を持つ店員が務めている。そこでは訪れる客もまた謎めいており、エイジは裕介に師事しながら客の様々な過去に触れていくこととなる。原作は漫画家・よしながふみが描く「西洋骨董洋菓子店」。1999年から2002年まで新書館発行の隔月雑誌「Wings」で連載された。フジテレビ系列で2001年10月から12月まで11話、放送。脚本はNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』『ひよっこ』等の脚本を執筆した岡田惠和が担当した。また神田エイジ役を滝沢秀明、橘圭一郎を椎名桔平、小野裕介を藤木直人という豪華俳優陣が演じており、椎名桔平は本ドラマで第31回ザテレビジョンドラマアカデミー賞にて助演男優賞を受賞した。そのほか最優秀作品賞に選ばれるなど様々な賞を受賞している。
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