アニメ脚本と脚本家のデータベース

令和5年度
メディア芸術アーカイブ推進支援事業


千夜一夜物語

美女の残したストロベリーキスの話
民話/童話
作家 佐々木守
放送局 日本テレビ
放送日不明
かな センヤイチヤモノガタリ
ローマ字 SEN'YAICHIYAMONOGATARI
分類 台本
メディア テレビ
ジャンル アニメ
サブジャンル 民話/童話
収蔵先 倉庫保管中
あらすじ ストーリーアニメというよりはアラビアンナイトの中にありそうな話のオリジナルバージョン。バグダッドの街に「花のくちづけを売る女」が出現する。彼女からキスを受けた男は自分の持てる宝石や高価なものに全く興味をしめさなくなり、街の至る所に放置される。「くちづけを売る女」は宝石の奪い放題。そのおこぼれをかすめ取ろうとする、盗賊アリとババの出現。不思議な話は広まって、王宮にも達する。王宮では王妃が自分には目もくれず、宝石ばかりを愛でる王を振り向かせたいと思っていた。そこに「花のくちづけを売る女」の噂が飛び込んでくる。王妃は女を王宮に呼び、王の心が自分に向くように、愛に目覚めさせてほしいと頼む。女は王妃の持つ宝石に目をつけて、当然、引き受ける。彼女は自分の口づけをうまくつかって、王が王妃を愛するように仕向ける事に成功する。女は役目を終えて、王宮の宝石を持ち去ろうしたが、王妃は王の愛を得たとたん、宝石も惜しくなり宝石を持ち去った女を追わせる。追われた女が海に近づくと大蛸に変身して宝石もろとも海に逃げてしまうのだった。物語というよりはミュージッククリップのように、ストーリーがドンドン展開していく世にも不思議な話となっている。ちなみにこの作品は手塚治虫の『千夜一夜物語』とは別物と考えていいだろう。
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千夜一夜物語