あらすじ |
『チビッコ三銃士』 港に停泊する船の中で眠っていたチビは、変な物音で目を覚ます。 なにかと思い、仲間であるタラフクとガリベンを起こさないように甲板に出たチビが見つけたのは、波間に揺られながら船の側面にぶつかる小さなガラスのアンプルだった。 それが物音の正体だと気づいたチビは、見かけによらず重たいアンプルをなんとか引き上げ蓋を開ける。 するとアンプルの中から巨大な魔人が出てきて、甲板を踏み抜いてしまう。 凄い物音に目を覚まし駆け付けたタラフクとガリベン。そんな三人の前で魔人は、人間界へ行くことを禁じたことがきっかけで喧嘩した娘のミニーによってアンプルの中に閉じ込められてしまったのだと説明する。 魔人はミニーがこの街におり、連れ戻したいから協力してくれないかとチビたちに頼みこむ。娘を想う魔人の姿に、三人はミニーを探して街へ飛び出すのだった。 一方でミニーは街中で魔法を使って好き勝手に振舞っていたが、その力にイタダキという悪党が目を付ける。彼の甘い言葉やプレゼントですっかりいい気分になったミニーは、描いたものがなんでも実体化する魔法のペンキを与えてしまう。 途端に本性を表したイタダキはミニーの口を塞いでしまえば魔法を使えなくなることを見抜くと、すぐさま彼女を閉じ込めてしまう。 そこに駆け付けたチビたち三人に対しペンキで作り出した巨大ロボットを差し向けるイタダキだったが、チビたちは巨大ロボットを海に落とすことでペンキを溶かし、そのままイタダキを倒す。 助け出したミニーは魔人と共に遠い空へと飛びあがり、その姿を消すのだった。
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