あらすじ |
【変身忍者 嵐】江戸時代、謎の怪人忍者集団『血車党』が日本を征服すべく頭領の「魔神斎」の命により行動を開始した。魔神斎の片腕として仕えてきた青年ハヤテは血車党の邪悪な陰謀を目の当たりにしたことにより忍者集団を抜ける。その後は父親の編み出した秘伝術によって肉体を改造し、鷹の化身忍者『嵐』となり、血車党の動向を追う旅を始める。そして道中、仲間に加わった伊賀忍者「カスミ」(演:林寛子)と「ツムジ」の姉弟とともに日本を守り、魔神斎の野望を打ち砕くために血車党の怪人集団『化身忍者』たちと激闘を繰り広げ、その裏で暗躍する真なる黒幕、西洋妖怪軍団を率いる「悪魔道人」 の正体にも迫っていく。本作は東映により制作され、1972年4月から1973年2月までNET(現:テレビ朝日)系列で放送された。原作は仮面ライダーの生みの親である「石ノ森章太郎」が務め、昭和仮面ライダーシリーズを手掛けた「監督:内田一作」「脚本:伊上勝」といった制作陣が多く参加している。加えて本作は時代劇版の仮面ライダーをイメージして制作された。さらに2006年に放送された「細川茂樹」主演の『仮面ライダー響鬼』では本作の様々なオマージュが取り入れられた。後の2013年には『講談社キャラクター文庫』から出版された小説版の仮面ライダー響鬼では変身忍者嵐の主人公ハヤテをはじめ、多くのキャラクターが登場し、変身忍者嵐の本編のその後を描き、オマージュを得て後に世界観を共有する作品となったことでも話題を呼んだ。
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